2010年4月7日水曜日

大使館爆破事件で厳戒態勢のバグダッド

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☆★大使館爆破事件で厳戒態勢のバグダッド
Baghdad alert after embassy blasts
アルジャジーラ 2010年4月5日
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http://english.aljazeera.net/news/middleeast/2010/04/2010454255936178.html

 バグダッドでは3連続の自爆事件が発生し、30人以上の死者を出したほか100人を超える負傷者を出したことから、イラクは厳戒態勢に入った。

 外国の外交使節(=大使館など)周辺で発生した自爆事件の犯行声明は出ていないが、捜査に当たっているイラクの治安当局者は、一見したところではアルカイダの犯行だろうと語った。

 また、イラク外相はAFPの取材に、アルカイダの手口に似ているが、調査中であり決めつけるのは早すぎると述べた。最大の衝撃を与えるために、異なる地域で同時に爆破したり、タイミングや攻撃目標の選定などが、以前の攻撃と同じ手口だという。

 バグダッドの中心部と西部で、数分のあいだに3つの自爆車両が爆発したもので、黒雲が柱となって空にのぼった。

 イラクの治安部隊によると、そのうち2件はエジプト大使館とイラン大使館を狙ったもので、もう一つはドイツ、スペイン、シリアの外交使節に近い場所だった。ドイツとエジプトの大使館では、イラク人の警備員が死亡したが、大使館の外国人職員には死亡者は報告されていない。

 イラク外務省は、外国の外交使節を狙った一連の爆弾事件は、3月7日の総選挙のあとという時期に政治的混乱を引き起こそうとしたものと指摘した。連立与党がどのように形成されるか、という選挙の最終結果はまだ出ていない。
 

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