2010年3月17日水曜日

得票数では世俗派が首相陣営を上回る

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☆★全得票数では挑戦者が首相を上回る
Challenger overtakes Iraqi leader in vote total
Statesman.com(ステーツマン) 2010年3月16日
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http://www.statesman.com/news/world/challenger-overtakes-iraqi-leader-in-vote-total-374650.html?cxtype=ynews_rss

By Qassim Abdul-Zahra and Ben Hubbard
ASSOCIATED PRESS

 バグダッド発 -- イラクの歴史的選挙でマリキ首相に挑戦している世俗派(政教分離主義)が、州ごとの集計ではまだ接戦が続いているものの、全得票数で初めてわずかに上回った。

 アラウィ前首相に率いられる世俗派のイラキーヤは、16日に発表された新たな中間集計によると、全国で9000票をリードし、優勢に立ちつつあるように見える。しかし3月7日に投票されてから、まだ投票数の20%が開票作業中であり、この数字がアラウィ陣営に議会での多数派を与えることになるかどうか、つまり誰が政府を率いるようになるかは不明である。

 マリキ首相は自らの率いる法治国家連合が劣勢になるのを見て、選挙委員会が開票作業で不正を行ったと非難し、数え直しを要求した。首相が選挙結果に異議を唱えるのは今回が初めてで、マリキ陣営は非難の矛先をアラウィにも向けている。

 マリキ首相の申し立ては高等選挙委員会に宛てた彼の書簡で明らかになったが、集計センターの責任者ハジム・アル・バドリを名指して、彼はアラウィを支持するスンニ派グループのメンバーだというもの。

 西側諸国の外交官と国連の当事者は、(マリキ首相による)不正の訴えをささいな「変則」として却下し、選挙結果を変えることはないと述べた。

 開票率79%で、マリキの連合会派はまだ18州のうちバグダッドを含む7州で勝っており、アラウィの会派が勝っているのは5州である。国民議会の議席は、全得票数に応じてではなく、州ごとに多数を占めた会派に割り振られる。

 また今回の中間発表でも、シーア派の宗教政党イラク国民連合とクルド同盟がそれぞれ3州で優位に立っていることは変わってない。

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