2010年6月13日日曜日

新たなシーア派会派=国民同盟

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☆★イラクで新たなシーア派会派=国民同盟
Iraqi merger forms new Shia bloc, the National Alliance
BBC(イギリス)  2010年6月11日付
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http://news.bbc.co.uk/2/hi/world/middle_east/10294271.stm

 イラクの2大シーア派グループが、先の選挙で躍進したことから、新しい国民議会において最大の会派を形成しようとしてきた。

 国民同盟と呼ばれるこの会派は、マリキ首相の率いる会派と、急進派であるムクタダ・サドルの支持者を含むシーア派会派が合併するものである。

 この会派も国民議会での絶対過半数には少し議席が足りないが、ライバルである世俗主義のスンニ派会派より抜きんでることになる。

 新しい国民議会は14日月曜日に招集される。

 シーア派の2会派は、数週間の交渉を経て、一つの会派を結成すると発表し、暫定議長も承認した、と、発表した。

 INA(サドルなどシーア派至上主義が中心の会派/訳注)のメンバーであるカリム・ヤコビは、新しいシーア派会派が過半数を占めるようにクルド同盟が合流するだろう、と語った。

 バグダッド駐在のBBC特派員は、シーア派陣営も世俗主義のスンニ派陣営も、どちらも与党となる権利を主張するだろうと語った。この問題についての憲法判断は不明である。

 特派員の見解では、いずれにしても、シーア派陣営はまだ誰を首相候補にするか決めていない。そこで考えられることは、まず第一段階として、国民議会の開会が宣言され、権力共有の交渉がまとまるまで、無期限に延期されるのではないか。

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