2010年6月8日火曜日

世俗派の候補者2人が殺される

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☆★世俗派の候補者2人が殺される
.2 candidates from Iraq's Sunni-backed party killed
By ADAM SCHRECK (AP), 年6月5日付
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http://news.yahoo.com/s/ap/20100605/ap_on_re_mi_ea/ml_iraq

バグダッド発

 イラクで3月に行われた国民議会選挙で最多議席を獲得したスンニ派の支持する会派の候補者2人が射殺された事件について、候補が所属する会派(イラキーヤ)は、5日、政治的に動機づけられた一連の暗殺事件の一環である、と語った。

 2人は得票が当選ラインに届かず、どちらも国民議会に議席を得ることはできそうになかった。しかし、この2、3ヶ月のうちに、世俗派であるイラキーヤの会派で暗殺された候補者は、これが3人目及び4人目であり、3月7日投票の選挙で最も多くの票を獲得した会派への政治的恫喝について、人々の関心が高まっている。

 モスル市では、事件が起こったとき候補者の自宅にいた弟(警察官)の話によると、ファリス・ジャシム・アル・ジュブリの射殺犯は軍服姿で、真夜中に候補者宅を訪れた。彼らはジュブリについて詳しく問いただし、彼が屋根に寝ているのを見つけて、3発撃って逃亡した。警察と死体管理所の職員が殺人であることを確認した。

 アンバル州にあるカイムの町では、殺人犯が道路脇爆弾を仕掛け、病院職員であるイハブ・アル・アニを殺害した、と警官が語った。このような爆弾事件では無差別殺人が多いが、アル・アニの場合は無差別殺人ではなく、イラキーヤと手を組んだために狙われたことが、最初の調べて明らかになった--警官はメディアに発表する権限を持っていないので、匿名でこう話した。カイムはバグダッドの西方320キロ(約200マイル)にある。

 イラキーヤの広報担当ものマイスーン・ダムルージは、2件の殺人ともイラキーヤの党員を狙った連続殺人事件の一環だと指摘した。

 「イラキーヤ会派は事態がエスカレートすることを望んではいないが、誰であれイラク国民が殺されるのを黙って見ていることはできない」とダムルージは言った。彼女は、「殺人は民主主義と政治プロセスを破壊するものだ」と非難した。

 アラウィ元首相に率いられたイラキーヤは、国民議会選挙が接戦となってからは、政争の中心に引き据えられてしまった。イラキーヤの会派が、マリキ首相率いるライバル会派より2議席上回ったものの、どの会派も政権与党に必要な単独で絶対過半数を得ることはなかった。

 マリキが率いるシーア派主導の政党は、次期政権運営に十分な議席を確保しようと、シーア派の宗教政党(会派)と合流した。

 イラキーヤは支持の多くをスンニ派から集めたが、スンニ派は2003年にサダム・フセインが倒されたことで統治者の座を追われた。イラキーヤが選挙に勝利したにもかかわらず、もし彼らが次期政権から排除されたら、スンニ派は疎外感を強め、特に政府系治安部隊に対する攻撃などテロが頻発するかもしれない。

 先週の土曜日(5月29日)、シーア派聖職者であるムクタダ・サドルがアラウィ、マリキ、タラバニ大統領の3人に、各自の違いは脇に置いて、翌週中に院政府に関する合意を作り上げようと呼びかけた。新しい国民議会が選出されたことで、タラバニは6月15日に任期切れとなるが、議員たちが次期首相と内閣を選出するには数ヶ月を要するだろう。

 マリキとアラウィは激しい政敵関係にあり、どちらも次期イラク首相の座を狙っている。

 現在はイランに滞在するサドルの呼びかけは、国民議会で彼らの会派が40議席を取ったとこで、彼の影響力が強くなっていることを印象づけることになった。

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