2011年1月9日日曜日

イラク政府発表: 2010年の殺人件数は前年より・・・

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☆★政府発表:2010年の殺人件数は前年より多い
Total 2010 Iraq death toll tops 2009: government
AFP 2011年1月1日付
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http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5iwUPXjNtiAhYilgDUcfRU2FRd25A

By W.G. Dunlop (AFP)

January 1, 2011

 バグダッド発、AFP -- 2010年に殺害された一般市民および治安関係者(兵士、警官など)の総数は、1月1日の政府発表によると、前年=2009年より増えた。

 数字は国防省、内務省および保健省によって集約されたもので、2010年12月には151人が殺害された。その内訳は、一般市民89人、警官41人、兵士21人である。

 2010年に上記三つの省庁から発表された数字をAFPが集計したところ、昨年中に殺害された民間人、警官、兵士の合計は3605人で、2009年に殺害された総数3481人を、124人上まわった。

 だが、2010年に殺害された人数が前年より多いといっても、殺害された一般市民の数では、2010年は2009年より少なくなった。

 AFPがまとめた数字によると、2010年に殺害された一般市民は2505人で、前年の2800人よりも295人減っている。

 アメリカがイラク駐留兵力を削減し、主要任務を戦闘からイラク軍への助言と訓練に移行しつつあるなかで、イラクの治安部隊は自力で活動する場面が増えてきた。

 1月1日に発表された政府統計では、12月に(戦闘などで)負傷した者は271人で、その内訳は、一般市民114人、警官77人、兵士80人となっている。

 これによって2010年に戦闘などで負傷した者の総数は7713人に達したが、前年の負傷者総数が1万562人だったことに比べると、相当に減ったといえる。

 イギリスに本部を置くイラク・ボディ・カウント(IBC)が12月30日に発表した事前報告では、殺害された一般市民の数はひじょうに多いものの、2010年に戦闘などで殺された一般市民の数は、円年より減ったと述べた。

 IBCの報告によると、2010年に殺害された一般市民は、12月25日までで3976人で、前年が4680人だったのに比べて、704人減っており、2003年の米軍侵攻以来では最も少なくなったと述べた。

 しかし戦闘や爆発は頻発しており、IBCの報告によると、「2010年の1年間を通して、1日当たり平均2件近い爆発事件が発生し、65件の爆発で2605人の市民が殺された」と述べた。

 また2010年は、クリスチャン殺害事件が最多となり、バグダッド大聖堂での12月31日の爆発は、礼拝中の信者44人と司祭2人が命を奪われた。

 12月30日には、バグダッドでクリスチャンを狙った連続爆発事件があり、クリスチャン2人が死亡したほか、16人が負傷した。

 首相選びが9ヶ月間以上も暗礁に乗り上げたあと、マリキ首相は、12月21日に国民融和内閣として2期目の首相任期を承認されたが、
3つの優先政策の一つに治安対策を掲げた。

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