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☆★新政府づくりへの妥協が成立
Iraq lawmakers approve deal to form new government
AP 2010年11月13日 (米東部時間)
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http://news.yahoo.com/s/ap/20101113/ap_on_re_mi_ea/ml_iraq
by Bushra Juhi, Associated Press
Sat Nov 13, 3:46 pm ET
バグダッド発、AP
互いに反目する全会派をマリキの率いる新政府に押し込もう、という妥協案が15日、イラク国民議会の議員たちに承認されたが、スンニ派をどう処遇するかについては意見の不一致を残した。
この妥協案は、新政府が樹立されないまま、宗派対立の再燃が懸念されるなかで、8ヶ月続いた膠着状態を打開するもの。しかしこの合意は、根深い相互不信ゆえに、破滅の瀬戸際まで来てやっと達成された。
スンニ派に支持されたイラキーヤ会派は、11日に会合から退席したあと、13日の会合をボイコットするとほのめかしていて、新政府に参加しないおそれもあった。
イラキーヤのメンバーは、マリキのシーア派連合に裏切られたと述べ、新政府では自分たちが日陰に追いやられるのではないかと疑っていた。
異なる意見を調整するために、主要勢力のリーダーが13日に会合を開き、なんとか同意をとりまとめた。その日の内に国民議会が招集され、イラキーヤも出席して、パワーシェアリングの合意に賛成票を投じた。
「前回の会合では誤解があった」とイラキーヤの広報担当が表明した。ハイデル・アル・ムッラー議員は、「全国民的な統合政府を樹立するため、われわれは積極的な役割を担うことを強調する」と語った。
この日の議会への出席者や合意を承認した議員の正確な数はまだ不明で、その全容は新政府に報告されるという。
今回の合意によると、マリキ首相とタラバニ大統領は現在のポストに留任し、国民議会の議長ポストと、マリキ政権のチェック役となる委員会のトップはイラキーヤに割り振られる。イラキーヤを率いるアラウィが、その後者の職務に就くとみられる。
しかし12日に行われたCNNへのコメントのなかで、アラウィはマリキ政府には参加しないだろうと述べ、パワーシェアリングについても「死に体」だと評していた。アラウィは15日の議会には出席しておらず、別の議員はアラウィは出国したと話した。
アラウィは欠席したが、イラキーヤの幹部によると、他の議員の過半数は出席したという。
13日の議会は、さらに、立候補を取り消されていたイラキーヤの3人のメンバーについて、立候補禁止措置を解除することを決めた。マリキと同じシーア派政党のハジ・アル・アマリ議員が明らかにした。立候補禁止措置を解除するかどうかが、イラキーヤの議員が11日の会合を退席した理由でもあった。
オバマ大統領が今回のパワーシェアリングを賞賛した翌日、イランのアハマディネジャド大統領もこれを支持し、この合意を「イラク国民の偉大な勝利」と形容した。
イランの国営放送IRNAによると、アハマディネジャドは14日にマリキ首相およびタラバニ大統領と電話で会談し、彼らに祝意を伝えたという。
イランはバグダッドにシーア派の政権を確保する方策として、マリキが続投にむけて奔走するのを支持してきた。イランはまた、新政府のなかでスンニ派を脇に追いやるための画策も行っている。
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