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☆★議員たちは権力共有に望み託す
Iraqi MPs salvage power-sharing pact after walk-out
AFP 2010年11月14日 (米東部時間)
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http://news.yahoo.com/s/afp/20101114/wl_afp/iraqpoliticsgovernment
by Salam Faraj - Sun Nov 14, 9:05 am ET
バグダッド発、AFP
イラクの国民議会議員は、かつてのライバルが議会を退席した数日後、パワーシェアリング(国家権力の共有or分割)という妥協案を崩壊させないよう、マリキ首相を首相として続投させると発表した。
この妥協案は10日に署名されたものの、成否が危ぶまれていたもので、オバマ大統領を含む世界の指導者たちからは、3月の選挙後に新政府が樹立できない状況が続いていたため、一歩前進として賞賛された。
妥協案に合意した3つの会派のリーダーは、13日の議会開会前に会合を開いて、異見を調整したあと、スンニ派の支持を集めるアラウィ元首相の会派からの抗議に対処した。
議員たちの賛同が表明されたあと、議会の幹部がAFPの取材に応じ、アラウィ元首相の率いるイラキーヤのメンバーが、自分たち60人の会派が退席した理由を説明する声明を読み上げた。
イラキーヤ所属の国民議会議員であるハイダル・アル・ムッラーは、「われわれが退席した理由は、合意事項の実現をめぐって認識の違いがあったからだ」と述べた。
匿名で取材に応じた議会の幹部は、現時点でパワーシェアリングに合意しているのは、総数325人のうち約250人だ」と話した。なぜ75人が合意していないのか、また彼らの所属会派がどこなのかは、まだ分かっていない。
さらにムッラーは、バース党と関係があるとして3月の選挙に立候補を取り消された3人のイラキーヤ幹部が、10日以内に復帰するだろう、と語った。
会派代表者会議の次回会合は、11月21日に予定されている。
パワーシェアリングという妥協案は、シーア派のマリキ首相とクルドのタラバニ大統領を留任させ、スンニ派アラブ人から国会議長を選出するよう提案している。 またアラウィを誘うための餌(えさ)として治安を監督する新たな法的機関を創設した。
3月7日の選挙でからくも第1党になり、スンニ派地域で最多議席を獲得したアラウィ率いるイラキーヤの同意は、宗派対立の再燃を防止するために不可欠だと見られている。
サダム・フセイン政権を支えたスンニ派アラブ人は、2003年の米軍侵攻以後、反米ゲリラ勢力の温床でもあった。
11日の会合は選挙後2度目のものだが、マリキとアラウィが並んで着席し、良い雰囲気でスタートを切った。
だがスンニ派アラブ人でイラキーヤに所属するオサマ・アル・ナジャフィが議長に選出された直後、その扱いにイラキーヤが不満を表明したことで非難の応酬が始まった。
イラキーヤは、大統領が選出される前に、立候補を禁じられた3人の幹部の復帰が実現されるべきだと主張した。そしてこの要求が受け入れられなかったため、60人の議員が退席した。しばらくして、残った議員たちはタラバニを大統領に再選する投票を始めた。
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